完全余生マニュアル〜27歳からはじめる余生入門〜

今すぐ余生を始めよう!
65歳からじゃ遅すぎる!

27のくせに余生とな?

私は、余生であるという自覚を持って今を生きております。27歳なのにです。まさか不治の持病が? 余命が半年で? 瞳を閉じて? いずれも違う。悪いけどスーパー健康体です。では何故余生か。引退したのです。「労働し、結婚し、子孫を残す」流れ……いわゆる人生を引退したのです。私は3年ほど会社員として働き、そこそこの貯金を得ました。十分でしょう。余生という言葉に抵抗があれば「うきうきニートライフ」でもいいです。そのほうが適当な気も、しないでもないです。

いわゆる「人生」から飛び降りよう

「すわネガティブ発露か!? ネット社会の闇!」と泡を噴いて襲い掛かってくる社会派コメンテーターの方がいそうなので弁明します。きちんと理由があるのです。すなわち上述の「人生」を目指す意味がないなあと思ったのです。元々私は心の冷たいクズ野郎です。親に感謝はあれど孝行する気はまるでなく、弟妹のことはハッキリと嫌い。友達の事もそんなに信用してないなあ。まるで愛とかありません。そんな自分が誰かを愛し、結ばれ、妻子のために汗を流せるか? ノーと言わざるをえません。

夢はあるか? そんなもん無い。
生きがいはあるか? そんなもん無い。
未来はあるか? そんなもん無い。
ただ暇つぶしだけがある。
長生きなんかしたって、しょうがないじゃないですか。

やめちまおうぜェ

「お前もう自殺しちまえよ」という声が聞こえてきそうな気がします。しないよそんなん。だって痛いじゃん。この甘さがプロ余生ラーの特徴でもあります。私は世の変革を望む運動家ではありません。ただ死ぬまで貯金と余命を食いつぶす。そう、普通の老後の人と何ら変わりないのです。若さは生き残る理由にはならない。まさしく私は余生の人であるのです。そんな感じで今日もゲームとかをします。暇だからです。