くろとりっ!(4)

魔王戦

魔王の登場シーンはAボタンを押さなくてもセリフがBGMに合わせて勝手に進む。戦闘開始のタイミングで音楽が最高潮に達するように計算されているのだ。もうこのシーンが大好きでね。製作陣のこだわりを感じますね。ムービーなんていらんかったんや! レベルが上がってたので戦闘は普通に勝った。惜しげなくアイテムを使うのが大人スタイルだ(ただし平日の昼間である点は大人ではない)。

気がつけば原始

魔王城で時空の歪みに吹っ飛ばされて気を失う一同。その時クロノの見ていた夢は、マールと結婚して一緒に暮らしている夢だった。コノヤロウ。ストーリー中は無言のくせに下心まるだしか。しかも、働きもせず嫁の実家(=王様)に頼って生活してるようなのだ! なんたるヒモ! 冒険した結果お姫様と結婚してヒモ。こんな大人になりたい! まさしく青少年の夢を叶える王道ストーリーだ。

大地のおきて

ティラン城にて、アザーラ+ブラックティラノと最終決戦。アザーラの戦闘開始前のセリフ「赤い星め、降るがいい」「我々が滅んだとしても、貴様らサルどもに道を譲るわけにはいかぬ」……ラヴォス到来を知っていたのか。子供の頃はこんなとこまでわからんかったよ! カッコイイなこいつ。ブラックティラノの咆哮に続いて自らも咆えるところも、恐竜らしさを主張していてなんか良い。セリフ「だめだ! これは、大地が決めたことだ!」と合わせて、この章タイトルもとても好き。
最後の最後、アザーラは「未来を……」と言って滅ぶ。いずれにしても両者が滅ぶ運命だったというのは単純な大団円を許さない上にラスボスへ繋がるいいシナリオだなあ。

魔法の王国ジー

そしていよいよ、物語は核心の古代文明編に入っていきます。このへんに来るともう伏線と回収の連続でワクワクしっぱなし。子供時代の魔王の「黒い風が泣いている」、未来にいたジイサンの「黒鳥号や海底神殿はワシが作った」発言、現代にもあった青いピラミッドや、中世でも噂になってた虹色の貝殻。とにかく伏線をベタベタ張りまくるのがこのシナリオの肝らしい。

続く